今回は4音1セットで弦移動をしていくパターンです。
弦移動に集中するために、指をあまり開かなくても良い5フレットスタートのポジションにしました。
基本的な考え方は以下の記事と同じですので、まだ見てない方は参考にしてみて下さい!
■練習効果■
- ミュートの基本の習得
- スムーズな弦移動の実現
- インサイドピッキングの基礎の習得
■解説■
今回は注意点が少し分かりづらいかもしれないので1つずつ解説します。
まず「音量差を出さないようにする」というのは。
何も意識せずに弾いてみると分かるのですが、ほとんどの方が弦移動をする際、次の弦を若干強く弾いてしまいます。
これによって意図せずに、弦移動の際にアクセントが付いてしまうんですね。
アクセントは自然に付くものでは無く、意識して付けるものですので、まずは基本としてどんな時も均一な音量で弾けるというのが大切です。
それを改善するための注意点です。
あと、滑らかに弾くためには弦移動の際に次の弦がすでに押さえられている必要があります。
ですので、小指まで押さえたら、そのタイミングで人差し指は次の弦に行く準備をしておきましょう。
逆に下降してくる時は5フレット目の音を出した瞬間に小指は次の弦の上で待機しておくぐらいが良いです。
指導している講師の方によっては
「全ての指を同時に移動させましょう」
という方もいるのですが。
私は音が滑らかに繋がれば多少タイムラグがあっても良いと思っていますので今回の方法を紹介させていただきました。
2点目。「ノイズを出さないようにする」
要はきっちりミュートしましょうという事なのですが。
まずは図を見てみて下さい。
この図は4弦を押さえている時のものですが、
このように、指先は上の弦(この場合は5弦)に触れさせてミュート。
4弦より下の弦は人差し指の側面を軽く触れてミュート。
これを意識すると結構難しいと思います。
これを確実に出来るようになることによって深い歪みで弾いた場合も明瞭な音が出せるようになります。
ここで、勘の良い方はこう思ったんじゃないでしょうか?
「これじゃあ6弦がミュートされてないけど、いいの?」
その通りです。
これだけでは完全にミュート出来ません。
人差し指で触れられない低音弦側は右手の親指の付け根あたりで軽く触れてミュートして下さい。
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