メジャー・スケールの練習(単一弦)

指盤上の音名が見ただけでわかって、メジャー・スケールが何であるかわかっている人にとっては、今日の記事の内容はほとんど意味がありませんので。

また次回を楽しみにして下さい!

メジャー・スケールとは?

では、まず。
私たちが普段聴いたりする音楽(民族音楽を除く)で1オクターブには何音あるかわかるでしょうか?

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シで7音?

正解は12音です。

ド  レ  ミファ  ソ  ラ  シド
 ド# レ#   ファ# ソ# ラ#

このように
ドとレ
レとミ
ファとソ
ソとラ
ラとシ
の間には#(もしくは♭)の付く音が入ります。

そしてこの1音1音の音の距離のことを半音と呼びます。
半音2つ分を全音と呼びます。

つまり、私たちが小学校で習った
「ドレミファソラシド」は

という音の距離になっています。

このように一定のルールに従って音を並べた物を『スケール

その中で「全全半全全全半」の音の距離で構成された7音のことをメジャー・スケールと言います。

ちょっとややこしいですか?

ここからギターに対応したお話。

ギターのフレット1個分はちょうど半音と対応していますので。


2弦1フレットは「ド」、その半音2個分上は「レ」で3フレットです。
こんな風に半音何個分上が何の音?と言うことを考えればミでもファでも場所が分かりますよね?

つまり、この「全全半全全全半」という距離を知っておけばどこでもメジャー・スケールが弾けるようになります。

今回紹介したドレミファソラシドは「Cメジャー・スケール」と呼ばれています。
「何で「C」なの?」
と思った方も居るでしょう。

「C」というのは「ド」と同じ音名を表す言葉です。

「ドレミ」というのは実はイタリア語で、
日本語では「ハニホヘトイロ」
英語圏では「CDEFGAB」
となります。

ドイツ語もあるのですが…それはあまり使わないので良いでしょう。

なのでC音(ド)から始まるメジャー・スケールだから「Cメジャー・スケール」と呼ぶ。
と言う訳です。

日本語ではなんて言うの?
  • スケール=音階
  • メジャー・スケール=長音階
  • Cメジャー・スケール=ハ長音階

小・中学校ではこちらで習いましたね!

具体的練習法

と言うことで、ここから手を動かして覚える実践編。

練習方法

まず、各弦のどの位置が「ド」の音になるか記します。
1弦8フレット
2弦1フレット
3弦5フレット
4弦10フレット
5弦3フレット
6弦8フレット

これを参考に、まず「ド」の位置を押さえ、そこから隣の音まで「全音」なのか「半音」なのかを意識しながら「ドレミファソラシド」の順に弾いて行って下さい。
さらに、この時。口に出して「ド…レ…ミ」と歌っていって下さい(恥ずかしい人は心の中でつぶやいて下さい笑)

最初のドから1オクターブ高いドに到着したら、逆に「ドシラソファミレド」と下がって行きましょう。

■練習効果■

・メジャー・スケールの基礎の習得
・指盤上の音名の把握
・音感の基礎の習得

■解説■

皆さんの中には
「こんなのしなくてもメジャー・スケール弾けるよ!」って人も少なくないと思います。

確かに、簡単にスケールを弾ける「ポジション」や「3ノート・パー・ストリングス」という考え方もあります。
しかし、そこからスケールに入ってしまうと、今自分が何の音を弾いてるか認識しづらいんですね。
何故なら指が動きを覚えてしまっていて、今何の音かを意識せずとも弾けてしまうからです。

それに対してこのトレーニングは今何の音を弾いているか意識しないと弾けません。

とても単純でつまらないトレーニングなのですが。
効果は抜群です!

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