今回はギターのチューニング方法について見て行きましょう!
それぞれの弦に合わせるべき音は?
初めにそれぞれの弦をどの音に合わせるのか知らないといけないですね。
基本とされている音の合わせ方をレギュラー・チューニングと言います。
まずはレギュラー・チューニングの時に合わせる音を確認してみましょう!
細い弦を1弦としてそこから太い方に向かって数字を増やして数えて行きます。
ギターを構えたときに足の方にあるのが1弦、顔の方に来るのが6弦ですね!
ドレミの横に書いてあるアルファベットは英語でのドレミの呼び方です。
チューナーには基本的にアルファベットで表示されるので注意しましょう!
ドレミファソラシド=CDEFGABC
ペグの回し方(どの方向に回すの?)
一般的なギターはペグの取り付け方に2つのパターンがあります。
一つはストラトキャスターなどの片側に6つのペグが付いているタイプ。
もう一つはレスポールやアコースティックギターの様に左右に3つずつ付いているタイプです。
まずは片側に6つのペグが付いているタイプのギターを見て行きましょう。
音が合わせたい音より低い場合は反時計回りにペグを回して音を高くします。
逆に合わせたい音より高い場合は時計回りにペグを回して音を低くします。
次に左右に3つずつペグが付いていつタイプを見て行きましょう。
1~3弦と4~6弦では、回し方が逆になります!
・1~3弦
合わせたい音より低い場合は時計回りにペグを回して音を高くします。
合わせたい音より高い場合は反時計回りにペグを回して音を低くします。
・4~6弦
合わせたい音より低い場合は反時計回りにペグを回して音を高くします。
合わせたい音より高い場合は時計回りにペグを回して音を低くします。
ちょっとややこしいですね?でも簡単な覚え方があります!
「体から外に向かって回したら音が高くなり、体の方向に回すと音が低くなる」
と覚えれば大丈夫です!
チューナーの使い方
チューナーはいくつか種類がありますが、最初にお勧めしたいのが
- KORGさんが出しているような置き型のチューナー
- ギターに挟んで取り付けるクリップ式チューナー
- ネジでギターに直接取り付けるチューナー
の3種類です!
それぞれの使い方を書きますので、持っていないもので気になるのがあれば楽器屋さんでチェックしてみて下さいね!
置き型のチューナー
今、手元に所有している機種が無いので引用画像になりますが
出典:KORG公式サイト
このような形のチューナーです。
皆さんも一度は見たことあるのではないでしょうか?
手順1:ギターとチューナーをシールドで接続します。
手順2:ギターのボリュームを最大まで上げます。
手順3:チューナーの電源を入れる
(※左下に付いている場合と右上にある場合がありますので、お持ちのチューナーのマニュアルを参照の上操作してください)
手順4:音を合わせたい弦を弾き、チューナーに表示されている音を確認する。
手順5:音が高いか低いかを確認。弦に対応している音が表示されていて、かつ青いランプが付くまでペグを回して調整する。
手順6:同じことを全ての弦で繰り返す。
(できれば2周合わせるとより正確にチューニングが合う)
以上です。お疲れさまでした!
このタイプのチューナーは外部の音を取り込んで音を認識する機能も付いていますが、シールドをつないだ方が周りの音に影響されない分正確に識別してくれますので、エレキギターをお持ちの方はシールドで接続してチューニングしましょう!
クリップ式チューナー
次はクリップ式チューナーです!
クリップ式チューナーの良いところは何と言ってもシールドをつながなくてもチューニングが出来る!という事ですね!
家の中で付けっぱなしにしていても邪魔になりませんしね!
手順1:ギターのヘッドにチューナーを挟み込む
手順2:チューナーの電源を入れる
手順3:音を合わせたい弦を弾き、チューナーに表示されている音を確認する。
手順4:音が高いか低いかを確認。弦に対応している音が表示されていて、かつ針が真ん中で止まるよまでペグを回して調整する。
(表示方法は他にも赤と緑のランプ式のものやメーター式のものなど色んな種類があります。)
手順5:同じことを全ての弦で繰り返す。
(できれば2周合わせるとより正確にチューニングが合う)
以上です!
クリップ式はシールドを繋げなくても良かったりギターボリュームを上げたりする必要もないのでいつでも手軽にチューニングが出来ますね!
ただし、クリップ式チューナーはpiezo(ピエゾ)方式と言って楽器の振動を読み取って音を判別していますのでステージ上で他の楽器が大きな音を鳴らしている際には正確なチューニングが出来ない事もあります。
ネジで直接ギターに取り付けるチューナー
最後は少しイレギュラーですが、ギターに直接取り付けるチューナーです。
と言っても新たに穴を空けたりするような高度な工作は必要はなくペグを一度外してそこに挟み込んだ後にまたネジを締めなおすだけのものです。
使い方に関してはクリップ式チューナーと全く同じですので、説明は省こうと思いますが、表示だけ紹介しておきますね!
大きく音名が表示されるのでとても見やすいですね!
大きく音がずれている時に表示が緑から赤になるのも直感的で非常に使いやすいです。
やはり、取り付け式の利点は「絶対に無くさない」ことです!
恥ずかしい話、クリップ式チューナーや置き型はスタジオやステージに忘れたことが何度もあります。
しかしこれなら、ギターと合体してしまっているので忘れようがありません!
忘れん坊の方は一度検討してみるのも良いかもしれませんね!
他のよく使われるチューニングの種類
さて、世の中にはレギュラー・チューニングの他にも様々なチューニング法があります。
今回はよく出てくるドロップDや、全音下げ、半音下げなどのチューニングの時それぞれの弦が何の音になっているか見て行きましょう!
ドロップDチューニング(DropD)
ドロップDチューニングとはレギュラー・チューニングをした場合の6弦の音をD(レ)に合わせてチューニングする方法です。
図で表すと。
こうなります。
6弦のE(ミ)の音より低い音を鳴らしたいときに使われます。
あと5,6弦を使ったパワーコードの押さえ方が変わりますのでレギュラー・チューニングの時とは違った演奏が出来るのも特徴です。
半音下げチューニング(half step down)
半音下げチューニングは全ての弦を半音分下げてチューニングします。
半音が何か?という解説は別の記事に譲るとして、それぞれの弦の音は以下のようになります。
全ての音にフラットが付きましたね。
ハードな演奏をするバンドなどでよく使われています。
全音下げチューニング(whole step down)
全音下げチューニングでは全ての音を全音下げてチューニングします。
こちらも全音が何か?は別の記事で紹介しますので、まずはそれぞれの弦の音がどうなっているか見て行きましょう。
全ての弦が一つ低い音になりました。
E(ミ)→D(レ)
B(シ)→A(ラ)……と言った具合ですね!
このチューニングはメタルのような低音で重い感じを出したい時に使われています。
他にもオープン・チューニングと言って開放弦を鳴らすだけで特定のコードになるようなチューニングや(ex.オープンGチューニング)、ダドガドと呼ばれるような物も存在しますが使用頻度は少ないので私は覚える必要はないと思います。
終わりに
以上がギターのチューニング方法の解説でした!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
また、わからない事などありましたらコメント欄などに質問お願いします。
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